バカかしこ

人生かしこく生きたい バカ主婦のブログ

やっぱり苦手だった人

昔のアルバイト先のCさんから2年ぶりぐらいに連絡があり、「Yちゃんと会うので一緒にランチどうですか?」と連絡がきた。正直Cさんは、はじめから苦手な人で会わなくていい。本音を言えば会いたくない。

しかしYちゃんは、かし子が独身時代に迷惑をかけてしまい、力になってくれた人。連絡先が消えてしまい、5年間近くお礼を言えなかったことが心残りだったので、どうしても会いたかった。Yちゃんに会いたかったので、会う約束をした。

この二人について

  • Cさん、39歳。14歳年上の旦那さんと19歳の時に授かり婚。現在、お嬢さんは大学1年生。昔から、「子育て落ち着いたら自立したい」と言っている。
  • Yちゃん、37歳、独身、彼氏なし。一度諦めた美容師になるために奮闘中。

Cさんは、常に忙しい状態なので、時間や待ち合わせの連絡は、今までの経験上、多分ギリギリだろうなと思ってたけどそうだった。かし子が昔、営業の仕事をしていたので時間に関する連絡は早めに!という常識がある。数日前から確認するけど連絡なし。当日の9時過ぎに連絡がきた。かし子は福岡郊外に住んでいるので、待ち合わせ場所まで早くても1時間はかかる。遠いんだから気を使ってほしいよ!!

と、不満をこらえつつ、待ち合わせ場所に到着。Cさんは、会ったとたんに「最近、忙しくて連絡遅くなりすみません」と言ってたが、昔からCさんは常に忙しいと言っていたが、さらに忙しいって??超人じゃないか??と軽く心の中で突っ込んだ。変わらない二人だったけど、やっぱり体型が少しふっくらしたような??これはレディに言うと失礼なので心の中にしまって・・・。

さて食事を楽しみながら、みんなの近況報告。かし子は現在、穏やかにくらしているため、ネタが少なく速攻終了。Yちゃんも美容室の仕事の話で終了。ここからが、今日の主役?毎回主役のCさん。Cさんのマシンガントークと「ママは、頑張ってる。素敵でしょ。凄いでしょ」というのが、彼女の鉄板ネタ。

最近Cさんは、「集客できるお店作り。自分たちでできるサービスとは?」という内容の講習を開催していることをSNSで発信していた。働いていたお店の経験を生かし、そこで学んだことや実践し結果が出たことを伝えていると言っていた。彼女のやりたいことが見つかって良かったとは思う。

かし子も一緒に働いていたお店だったが、Cさんのごり押し気味な接客が好きな人は好きかもしれない。(男性のお客様に積極的に話している姿が怖かった)

彼女は理想の接客に集中できて満足だったと思うが、影では彼女に振り回されていた人が何人もいた。私たちのこと、少しは考えてくれていたんだろうか?そのお陰があって素晴らしい接客ができていたのか気づいていたのか?

かし子は彼女に散々振り回され、くたくたの挙句「かし子さんの接客は、どうして○○なんですか?」と遥か彼方にピューとぶっ飛ばされるような、トドメの一言を言ってくる。かし子は大人だったので淡々と答えていたが、「それって○○したらいいと思いませんか?みんながハッピーじゃないですか?」とか言ってくる。正直かし子は、お金のために働いていたので、そんなことはどうでもよかった。ああ言えばこう言うやり取りばかりでうんざり。かし子の何も言わずにいた違う意味での優しさ、Cさん気が付いてくれていたかな?

そしてCさんのお子さんや旦那さんの話に。「結婚して20年、子育ても終わったので旦那に頼らず自立する」とのこと。前から旦那さんに恨みがあり我慢し続けていた。今日は更に恨みが大きくなっていて怖かった。旦那さんの暴言も吐く。ついに離婚するのかと聞いたら、しないって・・・。いつきてもいいように準備をしているそうだ。なんか中途半端な考えじゃないか?今も他の所でパートしている。とってもいい環境なんで辞めたくないって。って扶養の範囲で働いてるじゃん。

子育ても落ち着き自立したいなら、正社員の会社に勤めれはいいのに?講師をしたいなら、勉強できる職場とか探したら?と、彼女の得意とするごり押しで面接受かるんじゃないの?とかし子は思う。回り道過ぎて、時間がもったいないと思わないのかな?それは違うのか?

嫌な家族かもしれないけどCさんには、家族という帰る場所があるからいいなと思う。ここのパート嫌だから辞めた。辞めたからと言って路頭に迷うことは絶対ない。旦那さんがきちんと働いてくれているから。お嬢さんも素直でいい子。家族に守られているのに、不満をずっといっている。かし子にはわからない。Cさんの気持ちや考えが・・・

更に、「忙しい私を見て、旦那さんが味噌汁作ってくれるの~」とか、ちょいちょい良い旦那さんの話が入ってくる。SNSでも旦那さんの優しさに感謝!とか書いてるし。どっちなんじゃ~い。感情や考え方がコロコロ変わるから、ついていくのに必死。

次はお嬢さんも年ごろになり、いろいろお誘いが多くなっているそうで心配ごとが多くなっているご様子。で、現在お嬢さん大学のお休み中。お家でのんびりしているそうで、Cさんの次の言葉が「時間あれば、働けばいいと思わん。今のバイトも週2位で、接客教育がなってない個人店で働いているんよ。あんな店で働かず、もっと教育がしっかりしているところで働けはいいのに。成績も悪いし。こんなに時間あるのに家で料理してくれないんですよ」と凄い勢いで話だした。

お嬢さん、学生なのに働けって。成績悪いと勉強できないって決めつけてる。料理させたいなら、料理させたい気持ちに導いてやれないの?講師してんじゃん。人にはアドバイスできても、お嬢さんには上手にアドバイスできないのが現状なの??

そういえば、かし子も母から言われた記憶があった。「親子なのに全く分からない」って。言うこと聞かないので母から、毎日毎日いろいろ言われてうんざりしていた時期だったな。

でもお嬢さん、小さい時から洗濯物の取り込み、部屋とお風呂のお掃除、ごみ捨て等今も必ずしてくれていると聞いてびっくり。きちんとやっているじゃん。でもCさんは、「そうですか??小さいころからやっているので当たり前じゃないですか。でも私、助かる。感謝してる。ありがとうと必ずいってます」と。この言葉聞いた時、なんか悲しくなってきてしまった。それ以上求めているような気がしてしまい、Cさんが怖くなってきた。家でも社員教育の延長線上でお嬢さんを細かく指導、教育しているように感じてしまった。

かし子がCさんと一緒に働いてた時、細かいサービスルールに疑問を感じながら、働いていたことを思い出す。会社では、多様性を受け入れるとか、意見を尊重するとか言っておきながら、現実は「これは会社のルールです。この通りにしてください。なんでかし子さん、できないんですか?みんなしてますよ。どうしてですか?わかってないんですか?」とルールの枠にギチギチに収められ、心が一杯になり限界が来たあの感覚。話の途中で心が苦しくなり、家が遠いから帰ると言って席を立って帰りました。

家に帰っても、あの時の感覚が戻ってくる。忘れていたのに涙が出てくる。

でも今は、あの時と違う。癖強すぎ旦那T氏と暮らし、いろんなことを話し笑うことができてる。ほっとする場所がある。

かし子は独身が長かったので、結婚に対する気持ちが強いだけなのかもしれない。バカだったので女一人で生活するのは大変だった。落ち着いて生活したいと常に思っていた。結婚をして子供には恵まれなかったけど、地に足ついた今の生活は本当に感謝している。あの時の心のすさんだ生活は酷かった。もう二度と味わいたくない。

ごめんねCさん、やっぱりあなたは苦手な人だった。